AIポリシー
最終改定日: 2025年4月20日
第1章 総則
第1条(目的) 本ポリシーは、株式会社Controudit AI(以下「当社」)における人工知能(AI)の利用に関して、倫理的かつ安全に運用することを目的とし、社内外におけるAIの活用における基本方針を定めます。
第2条(適用範囲) 本ポリシーは、当社社員および業務委託者、その他当社業務においてAIを利用するすべての者に適用されます。また、当社が提供するAI関連サービスおよび顧客向け成果物にも適用されます。
第2章 基本原則
第3条(倫理的原則と公平性)
- AIは社会的に有益な目的に限って利用します。
- 特定の属性(人種、性別、年齢、出身等)に対して不公平・差別的な結果を生じさせないようにします。
第4条(透明性と説明責任)
- AIを用いた業務プロセスでは、その使用目的と範囲を明確にし、関係者が理解できるよう説明責任を果たします。
- 生成AIの成果物については、必要に応じてAI生成である旨を明示します。
第5条(プライバシーとデータ保護)
- AIに入力するデータは、法令を遵守し、最小限に留め、匿名化やマスキング等の適切な保護措置を講じます。
- 機密情報や個人情報は、社外AIサービスへの無断入力を禁止します。
第6条(セキュリティと安全性)
- AIシステムはサイバー攻撃・誤動作に備えて安全に設計・運用します。
- 生成AIの出力に誤情報や不適切表現が含まれるリスクを認識し、人間による確認プロセスを設けます。
第7条(知的財産・著作権の尊重)
- AI生成物については著作権リスクを十分に検討し、第三者の権利を侵害しないよう配慮します。
- 他者の著作物や機密情報を学習に用いたAIサービスの利用は、ライセンスや契約条件を確認したうえで行います。
第8条(人間の介在と統制)
- AIは意思決定支援の手段とし、最終判断および責任は人間が担うものとします。
- 高リスク業務においてはHuman-in-the-Loopを原則とし、AI単独での意思決定を禁止します。
第3章 利用の実務ガイドライン
第9条(業務別の留意点)
- プログラミング支援用途では、出力コードの正確性・ライセンス適合性を確認します。
- 資料作成支援用途では、AI出力の事実確認と出典チェックを必須とします。
- IT統制・内部監査用途では、AIによるリスク分析結果を鵜呑みにせず、監査人が再検証を行うこととします。
第10条(禁止事項) 以下の用途は禁止とします。
- 差別的、暴力的、違法なコンテンツの生成または助長
- 顧客・社員の個人情報、機密情報の無断入力
- 知的財産を侵害する利用(無許可の学習、出力の商用利用など)
第4章 管理体制と運用
第11条(ガバナンス体制)
- 当社は、AI利用に関する責任者(Chief AI Officer)を任命し、本ポリシーの運用・監査・見直しを担当します。
- AIの導入・活用に際し、事前のリスクアセスメントおよび倫理審査を行う体制を整備します。
第12条(教育と啓発)
- 社員に対してAIリテラシー・ガバナンス研修を定期的に実施します。
- 利用者が安心してAIを活用できるよう、継続的な教育とフィードバックの仕組みを設けます。
第13条(ポリシーの見直し) 技術の進展や法規制の変更に応じて、本ポリシーは定期的に見直し、必要に応じて改定を行います。
以上